観光情報

碧水園

Hekisuien

碧水園には、能楽堂と茶室があります。京都大徳寺の立花大亀老師は、八畳広間を「藍如亭」、三帖台目小間を「碧水庵」と名付けられました。老師によれば、「禅林句集」に潤水湛女藍(潤水湛えて藍のごとし)の句から「藍如亭」、遠山無限碧層々)の句から「碧水庵」と名付けたとのことです。蔵王を源流とする水が碧玉渓を流れ、白石城の内掘を経て、園庭の池にそそぐ。碧水園の「碧」は「白石の王」と書きます。町の中を網の目のように流れる水、まさに水は白石にとって王である、そんな意味も加味されているのかもしれません。能楽堂は、能舞台、見所、楽屋の三つの部分からなり、京都西本願寺北能舞台を手本とし吉野産の檜の柱、青葉ヒバの床板等を用いて構成されています。見所は、固定席169席、補助椅子席で300席可能、冷暖房設備を完備しています。後部のガラス戸を全部開放して、見所の中に庭園を取り込み、自然の中で演能をおこなっているような感じです。茶室は木造平屋、土壁、銅板葺の数寄屋造りで、八畳広間(入側つき)、三畳台目小間(相伴席付)、寄付、水屋、台所等から成っています。八畳広間は、如心斎好みの八畳で、小間は小庵好みの三畳台目で使い勝手を考えてアレンジしています。茶事を行える本格的な茶室で大寄茶会にも使用されています。

碧水園

基本情報

  • 住所
    宮城県白石市南町2-1-13
  • 電話番号
    白石市古典芸能伝承の館「碧水園」 0224-25-7949
  • 営業時間
    9:00~21:00(見学:無料 ~17:00)
  • 休業日
    毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、祝祭日の翌日、年末年始

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