仙台作並温泉
Sakunami Onsen
仙台作並(さくなみ)温泉は、都心から電車で行ける、アクセス良好の温泉地です。
西暦721年に僧・行基(ぎょうき)が奥州の地を旅していた時、ブッポウソウ(仏法僧)という鳥の鳴き声に誘われて、深い森の斜面を下って広瀬川の河畔に降り立つと、川底に湧く湯を発見しました。行基はこれを「仏の導き」として、その効能と湯浴みの仕方を広く人々に教えたとされます。
また、1189年の奥州合戦・文治(ぶんじ)の役にて、平泉にあった藤原氏を討伐するため遠征をしていた源頼朝の軍勢が、作並で兵馬を休めました。その際、頼朝が小鳥に矢を放ち、それを追って深い渓流へと降り立つと、湯煙を上げて沸き立つ泉があり、渓流で湯浴みする鷹を見つけました。それを見た頼朝は、自らも湯に入り、旅の疲れを癒したといいます。
その後、室町時代に作並に移り住んだ、岩松対馬尉藤原信寿(いわまつつしまのじょうふじわらのぶとし)から11代目にあたる寿隆(喜惣治)が、埋もれていた作並の湯を開きました。
1796年には、藩主伊達斉村公から許可を得て、その後の仙台作並温泉街の礎を築いたとされ、「美女づくりの湯」として今も多くの方から親しまれている名湯です。
(引用:仙台観光情報サイト「せんだい旅日和」)
基本情報
- 住所仙台市青葉区作並元木2−7(湯のまち作並 観光交流館 ラサンタ)
- 電話番号022-391-4126
- 営業時間各旅館によります。
- 休業日各旅館によります。